初めまして津島ですけど、いい年なんで大人やってます。  第12回

tsushima

津島の紹介する大相撲平成二十六年九月場所

 
津島千紗
(第16号で「探偵失格」を執筆)
 
 
 
 さて、今年の大相撲九月場所は九月十四日から両国国技館で開催されています。大相撲について書けと言われたら毎日更新で一年間書けてしまう私がヒビレポ一回分だけ相撲のことを書かせていただきたいと思っています! 今場所の見どころ、というか、大相撲に興味がない方にも見てもらいたい幕内力士を紹介します! それでは、さっそくいきまっしょう! いやなテンションですみません。
 

1. 豪栄道(大関)

今場所から大関に昇進した豪栄道はニュースに上がることも多いと思われる。見てもらいたいのは、豪栄道があのドラえもんのジャイアンそっくりな点である。豪栄道をよく知る小学校の先生に「いじわるをしないジャイアンのような子供だった」とコメントされていた。映画のジャイアンはいいやつ云々の論争はさておき、ジャイアンといえば、いじめっこキャラであろうに、あえて「いじわるをしない」とつけてしまうあたり、風貌が似てますって言いたいだけではないか先生。
ちなみに本名は「豪太郎」である。外国人力士が多いので、「オーストラリア出身の力士か?」と思われるかもしれないが、大阪府寝屋川市出身の豪太郎さんだ。どうぞよろしく!
 
写真 1

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2. 千代大龍(小結)

ジャイアンといえば・・・! 千代大龍の風貌も外せない。ジャイアンに似ている。本名の苗字が「明月院」なのが異常にかっこいいが、ジャイアンの本名「剛田」のほうが似合う。

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3. 蒼国来(前頭十三枚目)

通称エンさん。2011年に巻き起こった大相撲八百長騒動に巻き込まれ解雇処分となり、一旦相撲界を離れてしまった。しかし、「やってないものはやってない」と訴訟を起こし、解雇無効の判決で勝訴して去年復帰をした。
力士なので当然すっぴんだが、メイクをした後のギャルみたいな顔をしている。顔が濃いから派手な着物が似合うのに、渋くて光沢の無いねずみ色の着物を着ていることも多く、納得がいかない。(出身の内モンゴルの青い空がテーマカラーのエンさんは、青い着物を着ていることもあるが)
なお、テレビのドキュメンタリーでは≪来日した直後、故郷のおばあさんが亡くなったことを知り、部屋での食事の途中に居ても立ってもいられず抜け出して実家に電話をかけに行ってしまった。しかし、事情を知らなかった親方に、「エンくんだけエコヒイキしないよ!相撲は日本人だって外国人だって同じ!関係ないよ!」と怒られ、まだ日本語があまり話せず事情をうまく伝えることができずに、何も言えず大泣きしまくる十代当時の可愛いエンさん(そして、後で事情を知った親方との関係はより一層深まったというエピソード・・・)≫の映像が何度も何度も流されている。おそらく本人は恥ずかしいだろうが、かわいいから、もっとやれ。
 
写真 3

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4. 大砂嵐(前頭四枚目)

エジプト出身でイスラム教徒であることで有名。大嶽部屋に住んでいる力士だが、なんと、部屋で自分の犬を飼っている。しかも、ロットワイラーという大型犬・・・結婚していて家がある力士が飼うのならわかるが、独身で部屋に住んでいるのに・・・かなり異例なことだと思われる。巡業で話しかけたとき、「犬は元気ですか?」と聞いた瞬間、それまでの普通のニコニコから、めちゃくちゃ嬉しそうな顔に変った。本当に犬好きの優しい大砂嵐だ。ファンサービスも最高なので、ぜひ皆さん好きになってもらいたい。
 
写真 4

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5. 勢(前頭五枚目)

バラエティ番組の出演も多い勢だが、そのたびに、普段相撲を見ない友人から「今テレビ出てる力士すごいイケメン!!」とメールが来る。また、同様に普段見ない友人などと相撲観戦に行っても「ちょっとあのイケメン誰!」「あのお相撲さんかっこよくない!?」と必ず気付かれるほどの顔面実力者。しかし、顔に似合わず声は相当ガラガラでしかも大阪弁だ。取組後のインタビューのときなど、どこの浪速のおっさんだという声をしていらっしゃる。イケメンだけど全然調子に乗っていなくて、ファンに優しい。安心してみんな好きになればいいと思う。
 
写真 5

右が勢だ。

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6. 遠藤(前頭筆頭)

人気、横綱級。角界人気ダントツ一位の遠藤をご存知の方も多いだろう、永谷園のお茶漬けのCMにも出演中だ。「髷が結えないほどのスピード出世のためザンバラ髪で幕内入り。しかもイケメンで、待望の期待の日本人の大型新人」とのことで、去年の三月場所から入ったばかりだというのに尋常じゃない人気者に。ひどい天然パーマで髪が伸びるのが遅く、最近ようやく髷を結っているが、これがなかなかかっこいい。
が、どこに行っても人気者の引っ張りだこであることで、明らかに疲弊しまくっている。去年の十月、遠藤の出身である石川県での金沢巡業が行われた際は、遠藤にまだ元気があった。故郷で錦を飾り、楽しそうですらあった。握手会では遠藤目当てに長蛇の列ができたが、一人ひとり、目を見て笑顔で握手していた。しかも両手で・・・! それまで「別に遠藤は私が応援しなくてもみんな応援してるからな・・・」と思っていたが「なんて白くて大きくて柔らかい手! 両手でしっかり包み込むように握ってくれたわっ! 遠藤大好き!!」とハートを射抜かれ、好きになってしまった。
ところが、今年に入ってから、遠藤に疲労感が出まくっていて心配だ。ファンサービスの際、目が死んでいることが多すぎる。今年四月の「ニコニコ超会議場所」という巡業では、「人気力士四名がハイタッチでお見送り」という企画があったが、他の力士達は満面の笑みで「イエーイ!!」などと言いながらハイタッチしてくれたのに、遠藤だけは、うつろな目で宙を見ながら、両手を胸の高さに力無く上げているのがやっとといった具合であった。そんなテンションの相手に、こっちもハイタッチやりにくすぎるわ! バカ! ハイタッチする力士の人選ミスやろ! 本当に心配だ。
巡業ではツーショット写真を撮ってもらったが、やはり、遠藤の目が死んでいる・・・
 
写真6

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7. 逸ノ城(前頭十枚目)

今場所注目といえば、今場所から新入幕のイチン。十両に上がってきたときの強さなど異常で面白すぎたので幕内での活躍も楽しみすぎる。しかも、出身はモンゴルの遊牧民で当時は移動して暮していたらしい。現在の横綱三名もそうだしモンゴル出身の力士は多いが、遊牧民出身者はおそらくイチンの他にはいない。幕下付出から所要4場所での新入幕というスピード出世具合は史上二位!「まだ髷結えてません!ザンバラで幕内入り!」という状況は当時の遠藤と同じなのに、全然話題にもなっていないし、人気も知名度もない。横綱にでもならない限り、今後も人気が出そうにない(リアルに横綱になりそうな勢いだが。がんばれ!)
イケメンとは言えないが、こんなに風貌素敵なのに!! 朴訥な顔がかわいすぎる。身体も大きいし、すっごくいいんだが! イチン!! 私の好みの力士です。目が悪いのか、普段、地味なメガネをかけている顔もかわいい。私が今場所本当に楽しみにしているのは、イチンの幕内での相撲である。どうせテレビは日本人の豪栄道と遠藤しか取り上げないんでしょうけどね・・・

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まだまだいくらでも力士について書きたいことは尽きないが、今回はここまでにしたい。
なお、私の一番好きな力士は、当然一人には選びきれないが、一応、現在トップ5までは絞り込まれている。上で紹介した中にも実は一名いる(誰かわかるでしょうか。最後にゴリ押したイチン以外にいます)
今場所も楽しみだ。
 
 
 
-ヒビレポ 2014年9月16日号-

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