ノスタルジック中華の研究  第7回

“日正カレー”というナゾの町中華の巻

 
下関マグロ
(第17号で「散歩の途中に見かけた書店で」を執筆)
 
 
 
 
 
どの駅からも離れているアサヒ商店街というのが、浅草にある。この商店街から一本北側にある路地にあるのがこちらの「日正カレー」。その名前も独特だが、外観も変わっている。
発見したのは、オールアバウトの記事を書くために、アサヒ商店街を散歩していた時だった。
昭和の香り残る「アサヒ商店街」とその周辺を散策 [散歩] All About
http://allabout.co.jp/gm/gc/447026/
 
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なんとも、独特な店名といい、独特な看板だった。このお店はヒビレポで書こうと、カメラにその外観をおさめた。
 

 
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日正カレーという店名ながら看板の最初に大きく「中華そば」とある。これは町中華なのか、きっとそうだ。9月のある日のお昼時にお店にうかがった。
 
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あらためて、入り口のところに貼られていたお店のメニューを確認。こちらはラーメンになっている。店内には、女性が2名座っている。あとで、わかったのだが、おふたりともお店の方。「中華そば、ください」と注文。若くて、体格のいい女性が、わかりましたと、奥の厨房まで注文を伝えている。手前に座っていた、年上の女性に「素敵なメニューですね、写真にとっていいですか?」と聞く。ちょっと無愛想に「どうぞ」と言った。
 
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「いやぁ、歴史のあるメニューですね」と僕は茶色っぽくなったものを撮りながら言ったのだけれど、無反応な女性たち。ほどなく中華そばが到着。
 
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うむ、なかなかのビジュアル。これで500円ならCPは高いんじゃないの。食べてみると、普通においしい。
 
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思わず、がしがし食べた。しかし、なんで、こんな変わった名前で、こんな場所にお店があるのか、今度はカレーライスでも食べながら話を聞こうかと思ったんだけど、それは、WEBにあった。
 

日正カレー — 40男の衣食住
http://rikueri.hatenablog.jp/entry/20120506/p1
 
ここにすべての謎解きがあった。まず、日正カレーという不思議なネーミング、いや、すべての謎の答えがここにある。それは、この店の隣にはタクシー会社があった。その名前が日正タクシー。日正タクシーの隣にある、運転手さんたちの食堂代わりだったので、日正カレーという名前になった。忙しい時期は多くの従業員がいたそうだ。そして、日正タクシーは倒産。その後もこの場所で、食堂を続けているのだとか。そういえば、隣にあるセブンイレブンの駐車場が、不自然に広かったりする。うーむ、なんだか、自分が取材する前に、全てがわかってしまうと、なんだか肩すかしだ。それにしても↑のサイト、読ませるね。

 
 
 
-ヒビレポ 2014年11月15日号-

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