歌謡な毎日を送っております。 第7回

イッツアニューワールド

 
田中稲(11号で「大阪から来た女」執筆)
 
 
 
 
今回は本当は「歌謡な京都」をご案内するはずだったのに、
(11月8日に京都のイベントに参加予定でした…)
仕事が入り、スケジュール変更。
「くっそーぅ、予定は未定!!」
と別のネタを探しているうちに、
ヒビレポ締め切りをすでに3日ほど過ぎてしまったというこの私よ(泣)。
締切厳守が私の唯一の看板だったのに―ッ(誤字脱字グセをカバーするほどに…)!!
イカンイカン。元の私に戻るのよッ。
事故・急病・突発的災害を踏まえ、2日前には原稿を出し、
「田中さん、時間に余裕ありますんでもう一度この部分書き直してください」
と、いらぬ訂正を増やし、その度に腑に落ちない気分になっていたあの頃の私に戻るのよ!
ん?(書いていて分かんなくなってきたぞ!)

まあ、締め切りの話はともかく。ネタが無い。
さすがにもう裏ナンバの飲み屋の話題や家族の話では誤魔化せんじゃろうて…。
いや、分かってますって。多くの方があの場所ネタを求めていることを。
「田中さん、ナンバに事務所あるんでしょ。じゃあすぐじゃないですか」
うむうむ。確かに事務所から2駅である。
近い。近いとも。
でも、過去にそこの串カツ屋で酔っ払いに大声で叫ばれてからトラウマなんだよー(号泣)!!!


 
そう。その名は新世界…。

関東の人の、「ディープ大阪」「ナニワ」のイメージはきっとココに集約されている(はず)。
私の事務所があるナンバ駅から御堂筋線で2駅、「動物園前」で下車やねん。
JRなら「新今宮」で下車やねん。
そうやねん…(いきなり不自然な大阪弁)。
 
 
【イッツアニューワールド 作詞:田中稲 ピアノ演奏:サッチモ希望】

串カツは油ギッシュに
ワンカップ大関は オッチャン達のために
そして 観光客の心に沁みていく
大阪弁Tシャツ ビリケンさん
なんと 濃い世界なのでしょう 新世界
昔より数倍美しく そして清潔に
でも安心しては駄目
横道に入れば ディープワールド
写真に映りたくない人もチラホラ
大阪の中の外国 そこは新世界
 
通天閣


夜一人で来る勇気がなく、お昼間行ってまいりましたよ…。
通天閣に澄み渡るような青空って、似合うような似合わないような。

 
でも、以前の新世界と何やら違う世界になっていた(茫然)。
ななななに!? この観光客の多さ。この清潔感。
まあ、それでもよーく見ると、
まだまだヨレヨレのじーちゃんと暗い目をしたオッサン率はやはり多し。
そして昭和のまま時間がガチーッと止まっているところがそりゃもうあちこちに。
 
娯楽場

ジャンジャン横丁の「かすが娯楽場」。
写真には写っていませんが、これを映している私の横に
空虚な目をして微動だにせず娯楽場を見つめているオッサンが一人…。
大丈夫ですか…(声にならない声)

 
日劇

「うははー!(興奮)」と口を開けて写真を撮っていると
知らぬうちにディープゾーンに突入しており
「うわわーーーー!!(滝汗)」となるのも新世界ならでは。
エロ映画館ゾーンに迷い込みました。アヒャーッ。
清らかなチビッ子たちもこれを読んでいることを踏まえて大衆演劇をメインに映しましたが、奥には知る人ぞ知る新世界・日活の看板がッ。

 
pink

清らかなチビッ子たちもこれを読んでいることをを踏まえ、ふふふ踏まえ…。
桃色なポスターが「私を撮ってうふんあはん♪」と誘うねん。そうやねん!
ここは新世界・日活の近くにある新世界国際。
上映映画は「義父の愛人 絡み合う素肌」と「人妻を犯る」…。犯らんでええ!

 
い、いや、ちょっと待って!!
新世界だって、ナウ&キュートなところもあるのよ。
 
串カツ

新世界といえば串カツ。歩くごとに串カツ屋に当たります。マジで。
ソースの二度漬けは絶対ノンノン!新世界の法律よ。
……おろろ?「漬け」だよね?「付け」じゃないよね?
いやもう私も人の誤字脱字をとやかく言える立場じゃねーけども!

 
ビリケン

歩くごとに串カツ屋に当たるが、同時にビリケンさんにも当たる。
ゴロゴロ飾ってあります。もはやありがたみが薄れるほどに…。
で、これは某国の「真実の口」を模倣したであろうビリケン版「恋人達の真実」。
実際ここに手を入れて「手が抜けなーい!」とかハシャぐカップルはおるんか?

 
 
いやもう、本当に2駅隣とは思えない別世界の新世界(ああややこしい)。
この他、ジーさん達がギッシリ頭を突き合わせている姿が壮観な囲碁場や
明らかに緊迫度、ヤサグレ度が違う立ち呑み屋などなど、
写真を撮ってええもんかどうか的な場所も多し(汗)。

で、ここまで来たらナニワな土産を買って帰ろうやないかい、と
ナニワ駅に戻った私。蓬莱の豚まん購入だい!
 
豚まん


電車に乗ると、どんなに隠しても
「あらあの人蓬莱の豚まん買ってるわ」と
絶対同じ車両の人にバレる香りがポイント。

 
さあ、どうだったでしょうか。「ザ・なにわ」てんこ盛りの今回。
え? 「歌謡」というテーマはどこいったって?
ななな何をおっしゃいますやら!
新世界、そこは存在そのものが昭和歌謡なゾーン…(←の、乗り切った。乗り切ったぞ!)。

ラストは、風情のある夜の通天閣で締めるねん。そうやねん。
 
夜の通天閣


やっぱり通天閣は夜の方がムーディーでんな!

 

締め方がザツ、と思っている方。私も思ってます(号泣…)。
ひー、ビー・ドゥゲーザー(土下座)!!

 
 
 
-ヒビレポ 2014年11月18日号-

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