季刊レポ 18号:特集 フリーランス労働者

vol.18_cover

【レポは全国の特約書店でお求めいただけます】

特集
フリーランス労働者

「新しい働き方を見つけよう」とか、「独立・起業のすすめ」とか、妙に威勢のいい書名や見出しが、組織で働くことに疲れた人をしきりと誘う。ノマドなんて言葉もあってフリーランスは自由ですよ、自分次第で道が開けますよとオイデオイデする。なんだかフリーランスがカッコいいみたいな扱い方をされてて違和感を覚えてしまうのだ。
そういうもんかなぁ。フリーランスの“らしい”ところは「孤」で動いてる点である。語られるべきは、頼る組織もない中でもがき、のたうち、ヘラヘラしてるところじゃないか。
全員べつべつで何考えてるかもよくわからない頭ン中を覗いてみたくなって、原稿依頼を開始した。組織内フリーランスみたいな働き方も知りたくなって、特集に膨らんだ。偏っているのは百も承知。でも、「新しい働き方見つけちゃった」なんてのも、みーんな偏っているんだぜ。



アルバイトよりつらいけど、アルバイトよりいいのでおススメ
むりやり暮らして行くことがフリーなんじゃないか
山下陽光

職業・ファッションデザイナー。とはいえ活動の範囲はそれだけにとどまらない。縦横無尽である。雇われるってのは嫌だったという。いかにして山下陽光はできあがったのか。

「好き」をやり抜く力
~私の“放浪記”~
和田靜香

バイト探しの日々である。ハローワークで事務仕事を紹介してもらったり、職業訓練校で手に職つけようと調べてみたり。震えるように右往左往するうち、ハッと気づいたいちばん大切なこととは。

病人
~フリーで病気にかかったら~
半澤則吉

フリーランサーの心配事、その最たるものは自らの健康状態でしょう。有給休暇があるわけじゃない。倒れてしまったら明日からの生活はどうなる。体調を崩してしまった半澤則吉が、冷静かつ客観的に自分をレポする。

フリーランスではないけれど、勝手気ままに仕事する
お堅い出版社のヘンな編集者と呼ばれて
濱崎誉史朗

次々にオモシロ本を世に送り出す編集者・濱崎誉史朗。別名・ハマザキカク。その仕事ぶりはまるでフリーランサーのごとくである。社員編集者の仕事ぶりにはどうしても見えない。フリーになる気はないのだろうか。

“本物の”探偵物語
――つらいのはフリーばっかりじゃないぞ――
津島千紗

フリーランスでいると、時には会社員が羨ましくなることもある。安定しているもんな。カッコいいイメージの探偵社なら一層自由がきくだろうし、と。ところがどっこい、甘くはない。元探偵の津島千紗が実態を暴く。

独立と繋がり
便利屋サテライトネットワーク
駒村佳和

会社員、職人を経てフリーランサーとなった駒村佳和。職業は便利屋である。個として働く彼が大切にしているのは縦の繋がりではなく、横の繋がり。どうしてなのか。そして、便利屋サテライトネットワークとは。

フリーランス、ガッコの先生になる。
日高トモキチ

ひとり机に向かい、ペンを走らせ、キーボードを叩いていた日高トモキチが大学の先生になった。大勢の学生の前に立ち、声を発し、教えるのだ。まったく真逆の仕事じゃないのか。ところが日高先生、楽しそうなのである。

なぜ「カフェならできそう」と思うのか
北尾トロ

個人営業のカフェが増えているようなのだ。昭和の喫茶店ブームとなにが違うのだろう。フリーランサーとしてすぐにも開店できそうな魅力とは。北尾トロも実はこころが揺れつつあるらしい。

<新連載>
南伸坊のロクナナ歳時記 1
まめたん
南 伸坊

伸坊さんのイラストレーション&俳句。絵でほっとして、俳句でニンマリ。ここで一息、こころ落ち着くページです。ところで、ロクナナってなんだ?

冗ラマ 第1回
トマソン詰め合わせの家
乙幡啓子

乙幡啓子の新企画だ! 冗談のようなジオラマということで、「冗ラマ」である。第1回は赤瀬川原平さんに捧げる作品の登場である。トマソン百科事典のような冗ラマ。これを見ればトマソン通になれる。

<読み切り>

感謝します 原平さん
えのきどいちろう
北尾トロ

2014年10月26日に亡くなられた赤瀬川原平さんを偲んで。原平さんに多大な影響を受けた、えのきどいちろうと北尾トロは『赤瀬川原平の芸術原論展』でその偉大さを再確認。追悼記である。

キミは知っているかい
ババヘラアイスを
ボニー・アイドル

秋田の夏の風物詩・ババヘラアイス。秋田県民には馴染み深いものなのだが、なぜか他県では知られていない。どうしてなのだろう? 秋田出身のボニー・アイドルが、その謎を解き明かすために旅立った。

「ゆめや辨天洞」めぐみ
島田十万

自家焙煎コーヒー店の店主が亡くなった。島田十万が贔屓にした店で友だちづきあいもしていた人だ。パートナーのめぐみさんに話を聞きながら、在りし日の店主の姿を綴る。

修羅の国は文化都市?
女一人で北九州へ
住本麻子

福岡市出身の住本麻子。ずっとすぐ隣の北九州へは行ったことがない。というのも、いいイメージを抱いていなかったためなのだ。ところが最近では、文化都市として生まれ変わったらしい。それでは、と出かけてみると。

<連載>

東の姉、西の妹
あきやま みみこ×まつもと みみり

おお、さむい。冬の時期、ぽかぽかにあたたまる「おでん」はいいですねえ。いろいろ食べるもよし、熱燗と一緒にいただくもよし。おでんの東と西の違いを探りましたよ。

ふつうのじんせい
謎の町・西院
グレゴリ青山

京都出身のグレゴリさん。実家からわずか数十メートル離れただけの神社を知らなかった。というのも、学区という結界めいた境界線のためだった。この歳になって初めてその神社を訪れてみれば……。

アカバネングラフィティ・激場版
エピソード16~ダイハード!
霞 流一

昭和の高度成長期、団地は我々にカルチャー・ショックをもたらした。その一例を挙げてみれば、洋式便器である。嘘ではない。団地っ子にとって当り前でもほかの子にとっては未知のもの。そこから悲喜劇が生まれる。

乱筆乱文にて失礼いたします。 第6回
新保信長

もっと大人っぽい字が書けるようになりたい!と決心した新保信長。今回はデザイナー&イラストレーターの寄藤文平さんにお話を伺った。センスある手書き文字のコツを教えてもらうのだ。で、真似してみたのである。

どこまち 第6回
ここはどこまち、どこかにあるまち。いったいどこのまちでしょう。
バスターミナルがでかいまち
宮田珠己

日本全国津々浦々を旅する宮田珠己からのクイズである。みなさん、おわかりになるかしらん。今回、だいぶやさしい問題にしたつもりとのことなんですけど。あそこかな、違うかな。

東京湾岸で漂着物を探しに行きました。
ざぶざぶ生物紀行
日高トモキチ

漂着物ってなに? 海辺に流れ着く物体ですね。ゴミばっかりじゃありませんよ。生物紀行ですから、生きものを探しに海へ向かった日高トモキチだったのです。へえ、こんな物も。何だかいろいろ流れ着いているんですなあ。

「レポTV 北尾トロアワー」
むにゃむにゃアワーズ
木村カナ

北尾トロがカンムリの北尾トロアワー。じゃ、北尾トロが不在の時はどうするの? むにゃむにゃアワーズとなるわけです。どんなふうに配信しているんでしょうねえ。

Mの東京時間
第17回
浅川マキさん。柴田徹さん。
消えたらもう会えないの?  その6
森脇みきお

作詞家・喜多條忠と作家・藤原伊織。浅川さんと繋がっていた二人だ。過去を語ることのなかった浅川さんからは、Mはその関係を聞いたことはない。ある本を読み進めるうち明らかになってゆくのだった。

あけすけなるレポの記録
北尾トロ

編集長本人にしかできない「季刊レポ」の赤裸々な告白。2度目の狩猟シーズンを迎えた編集長北尾トロ。解禁日に獲物を仕留めたのである。今シーズンの幸先はよいらしい。

【レポは全国の特約書店でお求めいただけます】

Share on Facebook