レッツゴー!町中華探検隊 第1回

kitao
 
北尾トロ
(北尾トロ→下関マグロ→増山かおりの輪番連載)

 
 
 
 
 
01

町中華探検隊が結成されたのは「日の出中華」においてだった。都内屈指の名店として我々が太鼓判を押す大久保の至宝だ。

 

 2014年初頭、ワタクシ北尾が騒ぎ始め、それを引き継ぐ形で下関マグロがヒビレポに連載した町中華企画。しばらく鳴りを潜めているかに思われたが、このたびライターの増山かおりを加えてパワーアップ。町中華探検隊を結成し、本格的な活動を開始することにしたのである。存分に食べ、研究し、書いていくのだ。すでに雑誌などで書き始めているが、初めて町中華を取り上げたヒビレポでもやらないわけにはいかん。ということで当欄では、北尾、下関、増山で順ぐりにやっていくことになった。
 
 
町中華探検隊結成

 

 
 1年かかってようやく本格的な活動ができるのは嬉しい。何よりも胃袋的にありがたい。北尾と下関のふたりだと思う存分食べられないのだ。北尾がカツ丼、マグロがタンメンを頼んだとしよう。あとはせいぜい餃子を頼めば腹いっぱいだ。無理して多めに頼んだこともあったけどキツイんだコレが。町中華の長所である盛りの良さが完全に裏目に出る。
 もうひとりいれば、カツ丼、タンメン、焼きそばを注文し、餃子とオムライスを加えてみんなで食べられる。と、一度の食事で5種類のメニューに触れることができるのだ。4人だと7種類くらいに増えて最強だけど贅沢は言わん。せめてあとひとり…、そう思っていたところに増山が入ってきたのである。
 
02

カツ丼の食べ応えと程よい塩味に唸る

 
 
 カツ丼がなきゃダメだとか、一品メニューが豪華すぎてはならないとか、床が少しぬるっとしてる感じがいいよねとか、細かそうでいて曖昧だった町中華の定義も固まってきた。
 町中華は大衆的な中華店全体を指すことばである。古い店も新しい店も、うまい店も不味い店も、みんな町中華なのだ。整理するとこうなる。
<気楽に入れて千円以内で満腹になれる庶民的な中華店。単品料理主体や、ラーメンに特化した専門店と異なり、麺類、飯類、定食など多彩な味を提供する町の中華屋。カレーやカツ丼、オムライスを備える店も。大規模チェーン店と違ってマニュアルは存在せず、店主の人柄や味の傾向もはっきりあらわれる>
 このようなありふれた店が、人知れず姿を消し、徐々に減っていることに危機感を覚え、それぞれのテーマを胸に研究と食べ歩きをしていくのが町中華探検隊の活動だ。
 次回から、テキトーかつ真剣な町中華レポをやっていく所存。ガシガシ食べてガシガシ書いていくのでみなさまヨロシク!
 
03 
オムライスは中華鍋で作る。

 
04
タンメンは500円。ラーメンはなんと400円の良心的価格。

 
 
 
似顔イラスト/日高トモキチ
 
 
 
-ヒビレポ 2015年4月4日号-

Share on Facebook