私とタカラヅカの日々 第1回

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燃えて燃えてパッショネイト〜

 
高橋ユキ
(第17号で「ヤラセ騒動に巻き込まれてしまいました。」を執筆)
 
 
 
 皆様初めまして、わたしは季刊レポに何度かママ友に混じる記事や、最強追っかけ女にまつわる記事を書かせていただいたことがある、ライターの高橋ユキと申します。いつもは裁判を傍聴していて、今年3月27日にはなんと傍聴をはじめて10年になりました。この日は最高裁判所で「加古川七人殺し」藤城康孝の口頭弁論を傍聴し、節目にふさわしい?11年目の始まりとなりました。

 と、こんな自己紹介をしておきながら今回ヒビレポで書かせていただくのは傍聴の話でも子育ての話でもないのです。はじまりは昨年の1月、友人宅で催された新年会らしき鍋パーティでの出来事だったといいます…

 友人はいわゆる元ヅカオタで、タカラヅカを長年愛する人物。その他は誰も、私も含め、タカラヅカなぞ、かじったこともありません。傍聴と同じで「なんか色々作法がありそうで入り込むにはめんどくさそうな世界だな…」ぐらいに思ってました。この日ひとしきり他人の悪口や仕事の話に花を咲かせ落ち着いたところで、友人はおもむろにCSで流れる宝塚の番組や雑誌を我々に見せてくれはじめました。番組を流しながら、「宝塚おとめ」(プロ野球名鑑の宝塚歌劇団バージョン的なもの)をパラパラと眺めてみると、とっても面白い。各々の、普通のメイクの顔と、変身後(宝塚メイクで役になりきった状態)の顔が載っていたりするのですが、変身後がもう、ヒゲのおっさんになっていたり、執事みたいなジーさんになっていたり、ラテン系になってたり、はたまたサムライ風になっていたり…と、とにかく変身ぶりがハンパじゃなく、すごいインパクト。気合いの入ったタカラヅカ舞台メイクに思わず場も盛り上がります。そんななか私は、「おとめ」に載っていた、ひとりのタカラジェンヌさんに釘付けになってしまいました。

 この方は誰だ、と友人に聞くと星組トップスター(当時)の柚希礼音さんだ、と言います。タカラヅカには花組、星組、宙組、雪組、月組、などいろんな組があるらしいです。そしてトップスターが各組にいるらしいです。そんなことも知りませんでした。なぜわたしは柚希さんに写真だけで惹かれてしまったのか、あとから色々考えたりするんですが、なんだかよく分からないんですよね。でもとにかくこの日は私のタカラヅカ人生の始まりだったと、いまは思います。とりあえずあとで色々調べてみようと柚希さんの顔と名前を写メして、家に帰りました。


 
 何かにハマるには確認作業が必要で、たとえば私は元バンギャなのでバンドで説明しますと、街中とかテレビとか雑誌とかネットで知ったそのバンドの、まず歌はどうかと色々な曲を聞き込んで、PVもあれこれ見たりして、自分の選択に間違いがなかったか何度もそれを繰り返します。あ…違ったわぁ…と、数枚目のアルバムでそんなことを思ったりすることもあります。バンドブームの頃はなぜか3枚目のアルバムのところで、あ…なんか違う事になったぞ…と気持ちが離れる事も多かったです。そうとにかく好きになってそれを好きでいつづけるということはいつも確認作業なのであります。柚希さんの舞台でのお姿はどのような具合なのかということを確認しなければなりません。あと私はこれまで演劇なんて、小学校の頃に体育館とか地元のホールでクソ面白くないものしか見た事がなかったもので、タカラヅカもそのお芝居の内容にハマれるかという確認が必要です。そんなわけで、翌月にちょうど星組の舞台が東京宝塚劇場であることを知った私は、この日「おとめ」を見せてくれた友人を誘い、一緒に観劇に行きました。

 
 
 
-ヒビレポ 2015年4月7日号-

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