MAKE A NOISE! 第9回

メリル・ストリープのお言葉(第1回をご参照下さい)に従い、まだ知れ渡っていない面白い映画をロンドンからMake a noise!
 

映画祭取材

 

山口ゆかり
 
 
 
 
 

映画祭取材で、ベルリンに来てます。
今回は映画祭取材についてMake a noise!
 
ベルリン国際映画祭授賞式前夜の会場前 (撮影:著者)

 

 
 

前回の通り、ベルリン映画祭取材の大変さは、天候によるところが大きい。
会場まで行くのに、雪が凍った状態だと転んだりもします。

その危険を最小にできる宿があるのです。それはグランドハイアットホテル。
なぜって、そこが記者会見場だから。
1回はやってみたいな、ハイアットの浴衣にスリッパ履きで会見場に行くの。
いや、ベルリンのハイアットに浴衣はないでしょうが、要は防寒具ムクムクじゃない軽装で、部屋からエレベーターで降りていくだけで会見に行きたいなと。

ですが、実際いるのは、ハイアット一泊分くらいで映画祭全期間滞在できるお手頃な宿。
部屋も、ベッドのほかは机と椅子くらいで、ラグジュアリー色ゼロ。
でも、書いて寝るだけなので、それで十分でもあるんですけどね。

毎朝、コンペ映画の試写に、ハイアットのお隣のメイン会場へ。
そして、ハイアットに出向き、会見参加したり、これもハイアットの中に設置してあるプレスセンターで、その日の登場予定者確認。
それをもとに目ぼしい会場へゴーという感じで数本の試写、取材し、夜、宿に戻り書いて送るルーティーン。

ベルリン各所の会場でゴージャスなスターを拝み、それを書くのは侘しい宿と、思えば、けっこう両極を行き来する仕事ですね。
でも、連日、新作映画を見て、それについて関係者の話が聞けるので、高揚した気分が続いています。
映画祭とはよく言ったもので、まさに祭りのような高揚感。

それがもうすぐ終わる。お仕事的には、受賞者会見を報じれば終了というところです。
今年もありがとうベルリン。また来るよベルリン。
でも、あと何回来れるかなあ…なんて、自分の年齢を鑑み、数えてしまったりするのは、早くも祭りのあとのセンチメンタルな気分が入ってきてるかな。
丈夫で長持ちしたいものです。

次回は、ロンドンに戻り、お送りします。

 
 
-ヒビレポ 2013年2月27日号-

Share on Facebook