北朝鮮ポップスの調べ 第6回


金日成の親友が作曲「朝鮮の星」

 
カルロス矢吹
(第11号で「あれはもう、北朝鮮です!」執筆)
 
 
 

カルロス矢吹(以下:カ)「先週に引き続き、今週もパルチザン時代の歌とのことなんですが」

アンドル・ジュン(以下:ジュン)「はい、『朝鮮の星』という歌です。まずは聴いてみてください」

 
 

 
 
カ「音楽的にはクラシックやオペラが下地になっているみたいですが、これまで以上に音よりも映像に興味が行きますね。多少アレンジはされていますけど、踊りは明らかにクラシックバレエ。しかも相当にレベルが高いですね」

ジュン「踊りも、小さいころから選抜されて鍛えられますからね」

カ「ここでは歌っているのが女性なんですが、実際に歌詞も女性目線なんですか?」

ジュン「いえ、違いますね。『朝鮮の星』イコール金日成氏のことなんです。金日成氏の親友、キム・ヒョクさんという方が、パルチザン時代に作りました。金日成氏を讃える内容になっています」

カ「金日成さんは、音楽はお好きだったんですか?」

ジュン「うーん、好きだったと思うんです、決して嫌いではなかったと思うんですけど、音楽は全部金正日氏に任せていたんですよね。金日成氏は、それよりも本当に政治家っていう感じの人だったんだと思うんです」

カ「なるほど。先週『革命歌』を扱ったときに教わったのが、パルチザン時代と呼ばれる1920〜40年代に、金日成さん達が日本軍相手にベトコンの様なことをやっていた、ということでした」

ジュン「はい、そうですね」

カ「いま、軽く女性のことを聞いたので、続けて質問させて欲しいんですが、この時代女性も武器を持って戦っていたんでしょうか? それとも、女性は一歩引いて、戦闘には参加しなかったんでしょうか?」

ジュン「いや、バリバリ参加していたみたいですよ」

カ「それは、日本で女性が竹槍持たされていたくらいの度合いで、ですか?」

ジュン「いえいえ、男性と同じ武装をして、拳銃持ったりして戦っていたみたいです」

カ「実際に、ベトコンみたいなのにも参加していた、と」

ジュン「はい、参加していましたね。実際に、『金日成氏が30歳くらいのときに、18歳くらいで一緒に戦っていた』というおばあちゃんと喋ったことがあるんですけど、その方曰く、実際に女性でも前線で活躍されていたみたいですね」

カ「へー、その辺りは、凄く男女の分け隔てがなかったんですね」
 
 
 
 

カルロス矢吹、北朝鮮ポップスのトークイベントに出演いたします!!
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高英起(デイリーNK 東京支局長)
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カルロス矢吹(音楽ライター)

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※ご予約はネイキッドロフト店頭電話&ウェブ予約にて!!
電話→ 03-3205-1556(16:30〜24:00)
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-ヒビレポ 2013年5月10日号-

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