白と黒の報告書 第8回

雨ニモマケズ

木村カナ(レポ編集スタッフ)

年々、出不精になっている、という自覚がある。前からそうだったが、年を追うごとにひどくなっている。でも、パンダは見に行きたいのだった。せっかく近所なんだし。ゴールデンウィークも終わったことだし。

でも、今にして思えば、そんな一念発起なんか、しなけりゃよかったんだ。

2013年5月11日、雨の土曜日。ウインドブレーカーに長靴という装備で、上野公園に向かった。案の定、週末なのに人が少ない、不忍池のほとり。池之端門から上野動物園に入る。

雨の中、じっと耐えている様子の動物もいれば、屋内に退避している動物もいて、かと思えば、雨なんか全然気にしていない風の動物もいた。

ホッキョクグマは雨でも元気いっぱい。ホッキョクグマは雨でも元気いっぱい。

ドンゴロス(麻袋)が気になるツキノワグマ。ドンゴロス(麻袋)が気になるツキノワグマ。

しかし。

雨の日、パンダはどうしてるんだろう……?という興味があったからこその、雨天強行だったのに、シンシンとリーリーはすでに室内展示場に入っていた。他の動物を見るのに時間をとりすぎてしまった。それにしても、雨降りでも、空いてる動物園はいい。いろんな動物をゆっくりじっくり見られる。もちろんパンダだって。先週だったら30~90分待ちだったのに、待ち時間なし!

ごろごろしながら食べるのが好きなリーリー。ごろごろしながら食べるのが好きなリーリー。

リーリーと比べると、なんとなく上品な、シンシンの食事風景。リーリーと比べると、
なんとなく上品な、シンシンの食事風景。

たっぷりパンダを堪能した後、さらに国立博物館で「大神社展」も観覧。なんて充実した一日!とうきうきしながらの帰り道、水上音楽堂からはキューバ音楽が陽気に聴こえてたっけ……って、その当日は良かったんだけど、翌日からどんどん体調が悪くなって、いまだに回復していません。出不精には理由があるのだ。混雑が苦手で、人に酔う。さらに、気圧や気温の変化、特に雨に弱いのである。情けないことに。「雨ニモマケズ/風ニモマケズ/雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ/丈夫ナカラダヲモチ」(宮澤賢治)……そういう者に、わたしだってなりたい!

東京都美術館・上野公園MAP東京都美術館・上野公園MAP。
まゆげのあるパンダさん!
スタンプともども、浅生ハルミンさん画だそうです。

-ヒビレポ 2013年5月23日号-

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