北朝鮮ポップスの調べ 第10回


北朝鮮でもやっぱりキムチ「キムチとカクテキのうた」

 
カルロス矢吹
(第11号で「あれはもう、北朝鮮です!」執筆)
 
 

アンドル・ジュン(以下:ジュン)「今回紹介するのは、『キムチカクテキのうた』です」
 

カルロス矢吹(以下:カ)「また、えっらいストレートな曲名ですね(笑)」

ジュン「うん(笑)タイトル通り、キムチとカクテキを褒めちぎるだけの歌で、どんだけ好きなんだよ、って感じなんですが。まぁまずは聴いてみましょうか」
 
 

 

 
カ「この連載やっていていっつも思うんですけど、北朝鮮のポップスって、スカみたいな裏打ちの歌がすごく多いですよね。明らかに、日本人よりもこのリズムを好む傾向にあるよなぁと、個人的に考えているんですが。それはさておき、このビデオ、いいですね。朝鮮語がわからない僕でも、何を歌っているか明瞭にわかります(笑)」

ジュン「そうですね(笑)」

カ「日本だと、食べ物の歌、といえばやっぱり矢野顕子さんなんですが。この歌、そういう大人の人が歌う歌なのか、NHK『みんなのうた』的な歌なのか、どっちなんでしょうか」

ジュン「その分け方だと、『みんなのうた』の方に入りますかね」

カ「歌詞の内容としては、ひたすらキムチとカクテキを褒めている、ってことなんですが、ていうことは、北朝鮮の食卓って、そんなに韓国とは大差ない、ってことなんですかね?」

ジュン「はい。基本的には一緒ですね。大体、キムチ、ユッケジャンみたいなスープ、それと白いご飯、っていうのが定番です」

カ「冷麺とかは違うんですか?」

ジュン「冷麺はね、ちょっと御馳走の部類に入るんですよ。給食で出たりもしないですし。でも、冷麺の歌も一曲あるんですよ(笑)」

カ「それは是非聴かせていただきたい(笑)。あの、韓国で食堂入ると、ナムルとかキムチとか、絶え間なく出してくれるじゃないですか」

ジュン「うん」

カ「あれ、『相手を満腹にしないと失礼』っていう考え方から、元は来ているそうなんですが、まずそれって認識として正しいですか?」

ジュン「うん、それはそうですね」

カ「じゃぁ、北朝鮮も、そこは一緒なんでしょうか?」

ジュン「うん、北朝鮮も一緒ですね。キムチとか出しますね。ただ、韓国ほどヴァーっとは出てこないですね。やっぱ、金ないんで」

カ「あー、なるほど」

ジュン「適度に食べてくれって感じなんですけど、でも、精神としてはそうですね。私も向こうの親戚に会うと、食べられないよ!ってくらい大量に出してくれるんですけど、逆に心配になりますね。これ後でどうするんだろう?って・・・」
 
 
 
 
-ヒビレポ 2013年6月15日号-

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