「食い物の恨み」は消えず 第26回

コロッケを買ってきて食パンにはさむ

 
下関マグロ(「池袋の穴」連載中)
 
 
 
 
 
コロッケの原稿を書くようになって、
頭の中でずっと鳴っている歌がある。
それが「コロッケの唄」だ。
「きょうもコロッケ、明日もコロッケ」
というフレーズが頭の中から離れない。
ネットで調べたが、それらしいのはYouTubeにあった。
 

 

 

 

大正7年に流行した歌らしい。歌詞はこんな感じだ。

ワイフ貰って、うれしかったが、いつも出てくるおかずがコロッケ
今日もコロッケ、明日もコロッケ、これじゃ年がら年中、コロッケ。

この歌はたしか、実家にある「日本の詩歌」シリーズの
別巻「日本歌唱集」に入っていたはずだ。
今度実家に帰ることがあったら調べよう。

それにしても、街を歩けば「コロッケ」の文字が目に入ってくるようになった。
ただ、都合よく情報が入ってくるわけではない。
たとえば、先日、銀座のよし田へコロッケそばを食べに行く途中、
池袋で、自家製コロッケを出している定食屋に遭遇。
迷いに迷ったが、よし田に行くことにしたのだが、
けっきょくはその定食屋へ行けていない。

先日、赤札堂というスーパーでいつもは1個50円のコロッケが、この日は2個で77円というセールをやっていた。たまに赤札堂で行われる77円市の日だった。ただその日はもう他のおかずを買っていたので、明日にしようと思った。77円市は翌日もあるとスーパーのチラシに出ていたからだ。しかし、翌日行くと、他の物は77円だったが、コロッケは1個50円に戻っていた。
悔しいので、別のスーパーでコロッケを買った。

 

 

以前、書いたと思うのだけれど、予備校の寮にいたときに見たコロッケのサンドイッチをやってみようと思ったのだ。レタスを下に敷いて、ソースをかける。

 

 

見た目はいいかんじだったけど、食べてみたら、ダメだった。この前は、頭の中だけで思い出しながら原稿を書いたので、野菜をはさんで、なんて書いたけど、野菜はないほうがいい。あってもキャベツの千切りだ。レタスじゃない。
やってみないとわからないものだ。カツサンドと同じで、パンにソースがしみるのがうまいのだ。なのでパンもトーストではなく、そのままの食パンがいい。

というわけで、コロッケの話はまだ続きます。

 
 
 
 
似顔イラスト/日高トモキチ
 
 
 
-ヒビレポ 2013年9月23日号-

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