昭和歌謡宅急便 紅白バンザイ特別編 第6回

「テーマ」決定会議に想いを馳せる

 
田中稲(11号で「大阪から来た女」執筆)
 
 
 
 

前々回、どっこい当たりゃんせと願いを込めて出した紅白の観覧応募ハガキ。これ、某確かな情報によると、返信ハガキの発送がなんと12月3日から行われるのだそうな。
おおおお遅ッ(滝汗)。
12月3日から、ということは超早くても着くのは4日。うーむ、遅々組に入ってしまうと、6日とか7日とかになりそうではないか。それまで当選結果を待たねばイカンというのか! 待ちきれーんッ。11月後半くらいは我慢できずにNHKに電話しちゃいそうな自分がいるぞ(迷惑迷惑おやめなさいっ)。
いや、ハズれるのは想定内。もし! もーしーも当たった場合!!オカンの心配する「ホテルが取れないのでは」という心配が現実になりそうな予感。どきどきどき。齢75歳の老女をNHKホールの外で寝かせるなど、想像しただけで胸が痛い。というかコワい(一晩中恨み言を聞かされそうだ…)。キャンセル覚悟で今からどっかホテルをおさえておくかのぅ。
これを読んで
「当たらん、当たらん、心配すな。取り越し苦労ったい!」
とパソコン画面に向かい突っこんでる方。私もそう思います……(号泣)。
 

 

さてさて、今日の紅白雑学は、ほとんどの人が気にも留めていないこと間違いない、「紅白のテーマ」について。先日「2013年のテーマが『歌がここにある』に決定」
というニュースを目にしたが、紅白という文字が出れば饅頭にすら反応するという紅白信者の私すら思わずのけぞったぞ。盲点だったわ―。そんなの毎年あったっけ??
しかもどや! という感じで発表されているが、『歌がここにある』って果てしなく地味だよね(汗)。前の前と繰り返しても絶対誰も気が付かんぞ! ということで、分かり得る限り調べてみました。紅白のテーマ。

1992年『テレビ40年・日本そして家族』
1993年『変わるにっぽん、変わらぬにっぽん』
1994年『戦後50年・名曲は世代を超えて』
1995年『ニッポン新たなる出発(たびだち)』
1996年『歌のある国・にっぽん』
1997年『勇気、元気、チャレンジ』
1998年『ニッポンには、歌がある〜夢、希望、そして未来へ〜』
1999年『歌おう未来へ〜時代を世代を超えて〜』
2000年『歌で開こう 21世紀の扉』
2001年『21世紀 夢・新たなる挑戦』
2002年『“にっぽんの今”、21世紀に突入した“紅白の今”』
2003年『素晴らしいニッポン 心に響く紅白を』
2006年『愛・家族〜世代をこえる歌がある』
2007年『歌の力、歌の絆』
2008年『歌の力 ひとの絆』
2009年『歌の力∞無限大』
2010年『歌で、つなごう』
2011年『1231 あしたを歌おう』
2012年『ラララ歌で会いたい』
2013年『歌がここにある』

こういう変わり映えしないもの(奇をてらってはいけないもの)ほど、会議でものっすごい長時間練り練りして決められている気がする。目をつぶればその様子が、ほら! まざまざと想像できるではないか!

「えーと、今年の紅白のテーマについてですが、なにかアイデアございませんか」
「いやもう出尽くしてるでしょ。家族、絆、愛…うーん他に言葉ないかなあ」
「これ、毎年地味に悩むんですよねえ」
「日本の表記を平仮名にして『歌の国にっぽん』なんてどお?」
「ダメっす。1990年前半にその手、けっこう使い尽くしちゃってるんスよ」
「ああ〜(←資料を見る)〝にっぽん″連発して使っちゃってるなあ(泣)」
「カタカナも含め、国名からちょっと離れましょう」
「なんかアニバーサリーイヤーでいこうか。1994年の戦後50年と同じ感じの」
「うーん、織田作之助生誕100周年で大阪盛り上がってましたけど」
「あー、文豪だし、悪くはないかなあ」
「オダサクも愛した紅白!みたいな」
「そもそもオダサク、紅白見てたの?」
「……検索したところ、紅白が始まる4年前に亡くなられてますね」
「うわなんか惜しいなあ」
「惜しいっすよねぇ」
「あとは、夢、希望、未来とか。あああ、けっこう出てるか。うーん、ところで2007年と2008年ってカブってない? なにこれ。ヤケッパチになったのかな」
「いや、たしか第60回に向けての3年連続、歌力(うたぢから)が基本テーマということで」
「そっかそっか、で、集大成の年が無限大……。シブガキ思い出すよね、挑発∞(無限大)。スシ食いねェも名曲だよなあ」
「話逸れてますよ。去年もそれで完徹になったんですからね。紅白紅白」
「へいへい…。2012年がラララ入ってるから、ルルル入れたらどうかなあ」
「僕もそう思ったんですが、由紀さおりさんばかり贔屓しているように見えないですかね」
「考え過ぎだと思うけど、まあリスクは避けるに越したことはないからなあ。却下、と……」
「1997年はどうしちゃったんだろう、こう見ると浮いてない?」
「勇気、元気、チャレンジ……ちょっと歌から離れたんじゃないですかね」
「なんか体育系の番組みたいになってんな」
「やっぱり歌という言葉は入れたほうが響くって感じっすね」
「そうだなあ。歌。歌がここにある、だからこそ紅白だからな」
「おっ、それいいんじゃないスか!!」
「ん?」

で、今年のテーマ「歌がここにある」に決定してたら面白いなあ。という妄想が止まらなーい!!ぜいぜいぜいっ(アドレナリン体内であらぬ方向に暴走中)。
私もなにか来年の手助けになるかと思い、テーマを作ってみました。
●「歌の上手い歌手は、好きですか?」
●「100人歌っても大丈夫」
●「その歌声、プライスレス」
●「歌うとは、こういうことさ。」
えっ、どこかで聞いたことがあるものばかり?
うーむ。気のせいでしょう!(すいませんすいません)

 
 
 
-ヒビレポ 2013年11月10日号-

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