昭和歌謡宅急便 紅白バンザイ特別編 第8回

紅白には「枠」がある 後編

 
田中稲(11号で「大阪から来た女」執筆)
 
 
 
 
さて、「紅白には枠がある」前回の続きである。まあ「後編」だから当然なのである。
「後編」と言っておきながら、紅白の小道具とか全然違う話になっていたらビックリである。
前回、オオゲサに予告まで打ってしまったが。
尻すぼみだったらどうしよう(泣)。
いやいや、そんな事を考えていてはいけない!というか、考えてもどうしようもないっ。
ということで、いざいざ「枠」の続きをば。
 

 

●衣装スゲー枠…小林幸子、美川憲一に加え、去年から水森かおりもイン。この枠が無くなった時、きっと紅白は本格的に視聴率が下がる。「歌」はもちろんだが「魅せる」という面で必要以上にはりきってくれる演歌歌手のみなさんは紅白の宝!

●ジャニーズ枠…イケメン祭りは大歓迎の私だが、時折「おいおいおい」とツッコみを入れてしまうほど紅白で好き放題しがちなのがジャニーズ。デビューしたてのNYCなるチビッ子の投入はもちろんだが、KinKi Kidsがなぜか「特別出演」して「フラワー」をサビのみ歌唱したり(そういえばヒット曲多数のキンキがなぜ選ばれないのか??)、大トリの歌唱が終わった後SMAPが再登場し「世界で一つだけの花」を歌って誰が大トリかわかんなくなっちゃったり、けっこう掟破りをしておるぞ。

●桃色組枠…「ニューハーフが続々応援に来る」枠。私はこれでIKKOがかなりの緊張しぃであることを発見した。一瞬定番化しかけたが、美川憲一の落選により消滅。もう一度頑張って復活させていただきたい。

●セクシー枠…着物派は藤あや子、洋服派は倖田來未。この2人はけっこう何しても許される。が、この枠を男性アーティストが狙うと自滅するので絶対にやめた方がいい。過去にモックン、DJOZUMAと「戻ってこれなくなった」サムライが多数…。私の覚え得る限り一番エロかったのは、1991年にひっさびさに紅白復帰してメドレーを披露した山本リンダ。完全に18禁だった。もはやどこまでがOKでどこまでが不謹慎なのか一般人にはよく分からない紅白のミステリーゾーンといってもいいだろう。

●深いテーマ枠・時事枠…震災復興ソングなど、その年にあった出来事を大きく反映する歌、歌手の枠。ある意味紅白の目玉と言っていい。認知度よりメッセージ性を重きにおいていて、紅白から大ヒットするという逆パターンが大いにあり得る。秋山雅史さんの「千の風になって」はロングヒットに!

●演歌枠…お子ちゃまや若者の中にはこの時間をトイレタイムに当てる人も多いが、むむむ、いかーんッ!!紅白で何より面白いのがこの演歌枠なのだ。演歌界は「一回紅白に出場しただけで一生食える」とも言われており、力の入れ具合がJPOP陣と比べ物にならんのである。スットコな演出やいきなりの号泣、大量の紙ふぶき、アイドル勢とのコラボなどなど、新しい試みをガンガンしてくれるので必見だ。欲を言えば、トリもやっぱり演歌がしっくりくるなー。

そしてそして。先週予告で告げたように(先週の内容など誰も覚えちゃいねぇだろうが!)
私が「これはいらんのではないか??」と廃止を求めたい枠がある。
それが、最近できた「特別枠」だ。
いや、去年のMISIAもすごかったけど。永ちゃんカッコよかったけど!!
性別を超えた美輪さんですらちゃんと「白組」として出てるのに、なんでなんで??
フツーに赤と白に分かれて歌ってもろーたらえーがな!!!
今年も存在するのか、特別枠。紅白の舞台自体が特別じゃないっすか。
あえて数人を特別扱いする必要もない気がするのは私だけかしら。
いっそなくして頂きたいわ(←なぜ奥様口調に…)。

ということで、今年もどの枠に誰が出てくるのか。
みなさん、その目で確認しようではないかッ!!

 
 
 
-ヒビレポ 2013年11月24日号-

Share on Facebook

タグ: Written by