働かないで暮らしていける世の中になってまいりました。  最終回

 
山下陽光
(第11号で「ライターってカッコいい感覚どこ行った?」執筆)
 
 
 
 
こんにちは山下陽光です。

なんと今回でこの連載、働かないで暮らしていける世の中になってまいりましたは最終回です。
しかも、12月26日に中野で借りてる家を出て、来年から長崎に移住することになりました。
この働かないで暮らせる理論と実践は、自分が移住して東京への距離感をなくすために、いろんな連中に仕事を辞めさせて、うろついてふらふらと放浪しながら、金を稼ぐことをどんどんやってほしいと思ってはじめました。
 

 

もうすぐ赤ちゃんが生まれます。パートナーの実家の京都で新年を迎えて、その後長崎に行って、
1月18日から広島県福山市にある鞆の津ミュージアムで展覧会をやらせてもらうことになりました。
東京→京都→長崎→広島→移動しまくりの生活で、どこにいても服が作れるようにミシンを方々に置いてもらって、どこでも服が作れる環境を作ろうとおもっています。
展覧会に服作り!かっこいいやんけ、アーティストだしデザイナー!
ちょっと待て、まったくカッコよくないし、まったく儲からないんだコレが。
今やってることがたまたま、神様のご褒美のような感じでマグレで生活が出来ているだけで、
いつ服が売れなくなるのかわからないし、服は一度流行ると、その後の急降下が物凄いスピードで着ているだけでダサいと言われるようになる。いつか売れなくなるし、ずっと執着して作ろうとも思っていない、今はたまたま買ってくれる人がいるサービスタイムなんだと思ってる。
展覧会も服も作ってないから無理!と思う人は物事を正面から観すぎてて、東京、京都、広島、長崎に共通してあるものは何か?
答えはコンビニ!というかほとんどのものがある。独自性を探すことの方がむずかしくて、地方に行って独自な事をやろうとするから、わけがわからなくなる。
移住して放浪しまくりながら生活するにはどうすればいいのかを、自分のスキルに合わせて考える。
展覧会?服?くそったれでしょそんなもんは。
例えば、東京、京都、広島、長崎の四か所のローソンでバイトをする宣言をしてみる。
四か所のコンビニでの違いを定点観測するブログを書いてローソンにスポンサーになってもらって
本やサイトなどを作る事が出来ると思う。
どの位やるのか? 三か月やって、移動する交通費をどうやって捻出するのか?
コンビニでバイトしたことある人は100万人位いそうだけど、九州、中国、関西、東京の四か所同時進行でバイトをやった人はいないだろうから、かなり独自の視点になったりするだろう。
東京から九州に行くとき、その逆もしかりで、何かを持って行くと売れるかもしれない。それを研究しまくれば、移動するお金を捻出できる。
まだ誰もやってない事は意外と自分の足元に転がっていて、少しめんどくさい事が多い。その少しめんどくさい事を軽いジャンプで乗り越えると、これがまた、まったく面白くないかもしれない。
このあたりが一番面白くて、四か所でコンビニのバイトやったらたしかに面白そう。これって本当に面白くなって注目されていい感じになれるんですか?なれるんですよね?なれるんだったらやります。
やめとけって話です。やって面白くなるかなんて、やってみなくちゃわからなくて、やるのは本当にめんどくさい。でもやるんだよ、いやめんどくさいよ。で、やってみると良いかもしれないけれど、だめかもしれない。このあたりをわかってもらえるともっともっと簡単になるとおもいます。
働かないで暮らしていける世の中になってまいりましたって思うかどうかじゃなくて、働かないで暮らせる世の中になったって思い込んで信じて疑わない事。そうするだけでもう軽いのよ足が、身体が、脳みそが。

ありがとうございました。

山下陽光
 
 
 
-ヒビレポ 2013年12月26日号-

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